飲食店に必要なSEO対策とは!?実際に集客に繋がる秘訣を徹底解説

本当に飲食店にSEO対策は必要なのか!?答えはYESです!

近年、インスタグラムを初めとしたSNS運用やグーグルマップ(MEO)対策が飲食店の集客ツールの軸になってきている中で、Google検索の上位表示(SEO対策)を重要視する飲食店が減ってきています。

では、本当に必要ないのか!?というと、本当に集客に繋がる対策をすれば今最も必要な集客ツールになるということです。

今回は、飲食店の集客に繋がるSEO対策を徹底解説します。

 

SEO対策とは!?

SEO対策とは!?

SEO対策(Search Engine Optimizationとは、検索結果で自社サイトを多く露出をするために行う対策のことです。
検索エンジン最適化とも呼ばれます。

例えば、同じキーワードであれば、SEO順位が高ければ高いほど自社サイトの露出が多くなり、アクセスも増えていきます。

また、2021年現在ではGoogleでの検索が7割を超えており、Googleに好まれる対策を行うことで万全なSEO対策ができると言われています。

 

ユーザーの飲食店探し➀飲食店探しはGoogle検索がトップに

出典:株式会社TableCheck【第3回グルメサイト意識調査】2022年8月16日

2022年8月16日に飲食店に予約・顧客管理システムの開発・提供等を行う株式会社TableCheckが「グルメサイトに関する意識調査」の結果、グルメサイト離れが進行する一方で、新興勢としてGoogleが一気に存在感を高めているという現実がみえてきたと発表しました。

さらに、飲食店検索に利用するツールの調査結果では、グーグル検索やグーグルマップなどを含む「Google」の利用が初めてグルメサイトを抜いてトップに躍り出た。Googleは、コロナ禍で検索や予約など飲食店に関連する機能を充実させた結果、ユーザーが一気にシフトした結果となった。

 

ユーザーの飲食店探し➁検索はGoogle検索、WEB予約はグルメサイトが主流に

出典:株式会社TableCheck【第3回グルメサイト意識調査】2022年8月16日

検索では「Google」の利用率が高いものの、予約は「Google」「SNS」ともに極めて低い利用率にとどまっており、予約ツールとしての普及はまだ途上段階にあると言えます。予約は依然として「グルメサイト」「電話予約」が根強い。GoogleやInstagramはコロナ禍で飲食店の予約機能を充実させたが、飲食店側の導入設定が進んでいないなど、検索から予約までの動線に課題があると考えられる。裏を返せば、圧倒的なユーザー数を集めるGoogleを予約ツールとしてしっかり活用すれば、Googleから高い集客効果を期待できると思われます。

では、ここから本題の検索対策(SEO対策)を軸に話をしていきます。

 

飲食店のSEO対策に必要なキーワードはビッグワードではない

ビッグキーワードとは何かというと、人気が高く検索数の多いキーワード検索となります。
飲食店で言うと、「〇〇市 ランチ」「〇〇駅 居酒屋」などがそれに当たるかと思います。

もちろん、人気が高いため全体の検索ボリュームは多いですが、その分競合他社との競合性も高くなるため、ビッグキーワードでSEO対策をしても順位が上位に上がりにくく、結局は自社サイトにアクセスされないということも少なくありません。

他業界に比べて特に飲食店は「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパー」などのグルメサイトやまとめサイトがビッグキーワードで上位表示される傾向にあるため、10位内に表示される可能性が低いと言われています。

また、11位~20位内などに表示されたとしても、そこまで閲覧するユーザーが少ないため、実際に流入するのは少ない(クリック率が低い)というのが現実です。

では、まずビッグキーワードの現実を解説していきます。

上記は、「堺市 ランチ」で検索した際のGoogle、Yahoo!での月間アクセス予想数です。

ここでの見るべきポイントは3つ!

➀近年の検索はYahooよりもGoogleが圧倒的に多いこと
➁「1位→2位」「10位→11位」では順位が1つ違うだけで大きく検索ボリューム数が違うこと
➂おおよそ上位1位~5位辺りまではグルメサイトやまとめサイトが占めていること

つまり、飲食店がビッグキーワードでSEO対策をしたとしても、実際に流入する数はそこまで多くはないということです。

 

対策すべきSEO対策はロングテールキーワード

ロングテールキーワードとは1~2単語をキーワードとし、検索ボリュームの大きい「ビッグワード」に対し、複数の単語を組み合わせてつくる、検索ボリュームの少ない検索ワードのことです。

ビッグキーワードに比べて検索ボリューム数は少ないですが、目的意識が高いユーザーのためコンバージョンに繋がりやすい傾向にあります。

下記は堺市にある居酒屋さんを紹介するためにこのサイトの記事で行ったSEO対策による流入ワードになります。
参考ページ→【2022年】堺市でおすすめの居酒屋~女子会や宴会でも使える~

SEO実施後の分析には下記のようなサーチコンソールが活用できます。
詳しくはこちら→サーチコンソールとは!?SEOの分析に使える最強ツール

サーチコンソール

上記のように、「堺市 居酒屋」に紐づいて、いくつものロングテールキーワードが表示されていることがわかります。

1つのロングテールキーワードでの検索ボリューム数は少なくても、いくつものワードでSEO対策することによって、アクセスが伸びやすく且つ、ターゲットに合わせたキーワードを設定することでコンバージョン(集客)に繋がりやすい仕組みになっています。

ではここから実際に上記例のページで実施したSEO対策を解説していきます。

 

ロングテールキーワードのSEO対策➀内部施工の基礎設定(meta設定)

サーチコンソール

上記は、参考ページを「堺市 居酒屋 女子会 飲み放題」で検索した際にGoogle検索上で表示される内容です。

ここにはmetaタグで設定したtitleとdescriptionが表示されます。

見て頂くと分かるように、description部分は検索したキーワードが太字になっているのが分かります。
これは、descriptionタグの設定や本文から抽出されて表示されています。

・metaタグhtmlでの記述↓

titleタグ記述
<title>【2022年】堺市おすすめ居酒屋女子会宴会でも使える~ グルメ情報なら【ドリームライフ】</title>

descriptionタグ記述
<meta name=”descriptioncontent=”堺市でおすすめの居酒屋をお探しなら暮らし情報サイトの「ドリームライフ」にお任せ。堺市の各駅で人気の居酒屋さんのおすすめポイントやメニュー、店舗情報などお店探しの情報が揃っています。利用シーンも女子会宴会飲み放題などお店の特徴もご紹介しています!” />

内部施工の対策では、この設定が最も重要になりますので、ここにファーストワード(例:堺市)、セカンドワード(例:居酒屋)、サードワード(例:女子会、飲み放題、おすすめ、宴会)を含んで対策しています。

 

ロングテールキーワードのSEO対策➁内部施工の基礎設定(本文設定)

サイトの内容によりますが、meta設定が完了したら次の対策としてはh1・h2・h3・altタグ・キーワード出現率や文章量、パンくず、内部リンク(アンカーテキスト含む)になります。

h1~h3とは

h1~h3タグとは、Webページのコンテンツテーマを表すHTMLタグです。h1の「h」はheadingの略で「見出し」という意味を持ちます。

その中でもh1タグで囲われたテキストは最上位の見出しを示し、titleタグに次いで重要なタグです。titleタグの代わりに検索結果のタイトルに使用されることもあります。

実際に参考ページでも「おしゃれ」「ランキング」「安い」などtitleに設定していないワードが表示されている理由の一つがh1~h3で設定しているからこそという要因でもあります。

 

参考ページの記述例

・h1タグ(コンテンツの大見出し)
<h1 class=”entry_ttl text_gold2 text_18 lh_14“>
【2022年】堺市でおすすめの居酒屋~女子会や宴会でも使える~</h1>

・h2タグ(コンテンツの小見出し:記事の見出しに使用)
<h2><span id=”i“><span style=”font-size: 14pt;“>【堺市の居酒屋➀】地元客から愛されるアットホームな居酒屋さん</span></span></h2>

・h3タグ(コンテンツの小見出し:ページ下部の関連記事に使用)
<h3 class=”text_12 m_b5 lh_14“>【2022年】堺市でおすすめのカフェ・スイーツ店~おしゃれな雰囲気の店内でまったり♪~</h3>

altタグ(alt属性)とは

ウェブ上で表示される「画像」の意味を説明するテキストのことです。検索エンジンで画像検索される際のSEO対策として重要なタグ設定です。

 

キーワード出現率や文章量

近年のSEO対策での重要度は下がっていますが、文章量(質)やキーワード出現率によっても変わってきますので、もし現状のSEO対策で上手くいってない場合はこういった所も意識しながら対策されることをお薦めします。

 

パンくずリストとは

パンくずリストとは、Webサイトを訪れたユーザが今どこにいるかを視覚的にわかりやすくした誘導表示のことを言います。
基本的にWebページの階層順にリンクがリストアップされており、下記のようにWebページの上部箇所に表示されているケースが多いです。

パンくずリストを設置するメリットとしては主に2点です。

➀「自分が今サイト内のどこにいるのか」や「サイトの構造」を認識しやすくなり、結果として使いやすさを高めることができる。

➁サイトが体系的に整理されることとなり、クローラーもパンくずリストによって効率的にそのサイト内のカテゴリーをたどることができるようになるため、サイトの全体像が把握しやすくなり、効率的なクローリングを期待することができる。

 

内部リンク(アンカーテキスト含む)とは

内部リンクとは、Webサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。反対に、他のサイトにリンクすることを外部リンクと呼びます。

SEOの評価はGoogleのクローラーがサイト内を巡回することで行われています。
この内部リンクを最適化することで、クローラーが巡回しやすくなり、インデックスされやすいWebサイトとなるので、最終的にSEOの良い効果による検索上位化が期待できるようになります。
ただ、注意すべきはリンク先に関連性の無い品質の低いページに向けて内部リンクしてもSEO効果は見込めません
更に、リンク元ページの品質を下げることにもつながるので内部リンクを設置する際は「関連性が高く質の高いページ」を選定するようにしてください。

 

飲食店がSEO対策により得ることができる相乗効果

 

Googleマップ検索の順位向上に影響する

MEOとはGoogleマップでの地図中の順位を指します。例えば、「堺駅 居酒屋」と検索すると周囲の店舗を検索することができます。

Googleマイビジネスのヘルプページには以下のような記述がされています。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます

つまり、特定のキーワードを検索した場合、その店舗の屋号が含まれるページが上位の方にたくさんあるとその店舗は人気があるとGoogleが判断します。なので、上位表示したいキーワードでは、SEO対策を行い、検索結果の中に屋号の出現頻度を上げることが対策の一つとして考えられます。

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