YouTube広告とは？特徴や種類、導入事例をご紹介！

YouTube広告とは、YouTube上で配信される広告のことを指します。YouTubeは、世界中で最も視聴されている動画共有サイトであり、ユーザーが自分でアップロードした動画を共有するだけでなく、企業が広告を掲載することもできます。

本記事ではYouTube広告の特徴や種類、導入事例をご紹介します。

YouTube広告の特徴

視聴者のターゲティングが可能

YouTube広告では、広告を配信するユーザーの属性や興味に基づいたターゲティングが可能です。これにより、より効果的な広告配信が可能となります。

視聴者の反応を知ることができる

YouTube広告では、広告の視聴回数や再生回数、クリック数などのデータが取得できます。このため、広告主は、広告の効果を定量的に測定することができます。

動画の広告配信が可能

YouTubeは、動画共有サイトであるため、動画広告の配信が可能です。また、動画広告には、視聴者がスキップできない「非スキップ前置広告」や、スキップ可能な「前置広告」などの形式があります。

簡単に広告を作成できる

YouTube広告では、Google AdWordsを利用することで、簡単に広告を作成できます。広告の配信地域や予算、ターゲティングなどを設定することができます。

収益化が可能

YouTubeは、クリエイターやYouTuberによる動画配信を支援しており、広告配信による収益化が可能です。クリエイターは、自分たちのチャンネルに広告を出稿して、収益を得ることができます。

広告配信範囲が広い

YouTubeは、世界中で利用されている動画共有サイトであり、広告配信範囲が非常に広いため、企業にとって非常に魅力的な広告媒体となっています。

YouTube広告の種類と費用

スキップ不可のインストリーム広告

■表示方法
動画の最初と途中に表示される広告です。スキップできない形式の広告です。最大20秒までの長さがあり、必ず全てのユーザーに表示されます。

■課金方式
CPM／表示回数1,000回ごとに料金が発生する。最低入札単価は2〜25円程度です。広告内でできるだけ情報を詰め込みたい、ユーザーに伝えたい情報が多い企業はインストリーム広告の非スキップ前置広告がおすすめ。広告1,000回表示あたりの費用相場は400～600円程度です。

スキップ可能前置広告

■表示方法
動画の最初と途中に表示される広告で、5秒間でスキップが可能な形式の広告です。

■課金方式
ユーザーが広告をスキップせずに30秒以上視聴または企業のWebサイトにアクセスすることで広告料金が発生するCPV方式です。5秒以内の視聴であれば費用が発生しないので、出稿はしたいが動画広告にあまり予算をかけられない企業には、スキップ可能前置広告がおすすめです。

バンパー広告

■表示方法
動画再生前または後に5秒間で表示される広告です。スキップすることができず、視聴者は必ず広告を見ることになります。この広告は、最大6秒までの長さがあります。

■課金方式
広告が1,000回表示されるごとに料金が発生するCPM方式です。1,000回表示あたり400〜600円が相場といわれています。動画を必ず見てもらえるという意味で即効性があります。

アウトストリーム広告

■表示方法
アウトストリーム広告は、Webサイトのバナーやアプリのフィードなど「YouTube以外の場所」に表示される広告。また、スマホやタブレットなどモバイル端末にのみ表示されます。そのため、YouTubeを利用しない潜在顧客にアプローチしたい場合におすすめの動画広告といえます。

■課金方式
課金方式は、1,000回表示ごとに課金されるCPMです。ただ、「視認範囲のインプレッション課金」という特殊な方式が採用されています。広告面積の50%以上が画面に表示され、かつ2秒以上継続再生があった場合にのみ、広告が表示されたとカウントします。アウトストリーム広告の費用相場は10〜500円/件です。

YouTube広告の導入事例

トヨタ自動車

トヨタ自動車は、新型車のプリウスPHVのキャンペーンの一環として、YouTube広告を導入しました。非スキップ前置広告とスキップ可能前置広告の2つの広告を使用し、広告クリック数は3倍に増加し、プリウスPHVの販売台数も増加したとされています。

キリンビール

キリンビールは、新商品「氷結」の宣伝のために、YouTube広告を導入しました。非スキップ前置広告を使用し、広告再生回数は1億回を超え、キャンペーン期間中に売り上げも増加しました。

トムス・エンタテインメント

トムス・エンタテインメントは、テレビアニメ「七つの大罪」の宣伝のために、スキップ可能前置広告を使用しました。広告クリック率は7.2%を記録し、大きな話題となりました。

ポッキー

ポッキーは、バレンタインデーに向けて、スキップ可能前置広告を使用しました。広告再生回数は1,000万回以上に達し、商品の売り上げも増加しました。