NFT音楽(ミュージック)とは?特徴と始め方・稼ぎ方を徹底解説

最近話題になってきているNFT。簡単にお伝えすると、ブロックチェーン技術を用いた唯一無二の価値をデジタルデータに付けるというもので、アートやスポーツ、ゲームなど様々な場面で売買が行われるようになってきており、高額での取引も増えてきています。

その中で今回はNFT音楽(ミュージック)を軸に、特徴と始め方、稼ぎ方を徹底解説していきます。

 

NFT音楽(ミュージック)とは?NFT音楽の特徴

他に取り替えの効かない唯一無二の音楽データ

NFTの技術(ブロックチェーン)を音楽データに適用させたものを「NFT音楽」と言います。

NFT音楽を簡潔に説明すると、「他にはない唯一の価値を持った音楽データ」です。

これまで音楽データはアップルストアなどで数百円程度で購入したり、YouTubeでさまざまな人が人気アーティストの音源をアップしているため、大してお金を出さなくても簡単に手に入るものというものでした。

一方でNFT音楽は「世界でたった一つの音楽データ」であり、コピー作品とは区別することができるため、音楽データに高い価値を見出すことができます。

なぜコピー作品と区別できるのかというと、ブロックチェーン技術によりNFT音楽は様々な対象から特定の一つを識別する、識別子を持っており、データの改ざんができないようになっています。

 

売買が可能で転売時もアーティストへ収益が入る

NFT音楽では、デジタルマーケットで音楽作品を利用者側が購入すると、その作品を出品したアーティストに売上の一部が還元されます。

更にNFT市場では購入した作品をまた他の欲しい人に転売することも可能となっており、転売時にも音楽を作成したアーティストに一定の報酬が貰える仕組みになっています。

そのため、購入した音楽作品が人気になればなるほど、双方にどんどん利益が出ることになり、市場がどんどん盛り上がっていくという流れになっています。

 

新たなファンコミュニケーションの可能性

これまでは基本的に、CDや音楽データを購入する過程で、アーティストと顧客の間でコミュニケーションが発生する例はほとんど見られませんでした。

一方で、NFT音楽ではアーティストがコレクターに感謝の気持ちを伝えるために、VIPチケットやコレクターズNFTなどの特典を追加することができ、アーティストとファンの間のつながりを感じ取ることができるようになりました。

NFT音楽においてもクリエイターとファンがより近い距離でコミュニケーションを取れるサービスが多くの人に受け入れられる可能性があるでしょう。

 

日本アーティストがNFT音楽の販売した事例

小室哲哉氏のNFT音楽

販売されたのは、2015年に小室氏がGMOインターネットグループのグループソングとして書き下ろした作品「Internet for Everyone」をもとにしたアイテムです。

こちらは、11月に開催された「イノフェス2021」で即興制作した音源をNFT化したものですが、最高額で50万円の値が付いたとニュースサイトで取り上げられました。

 

故ホイットニー・ヒューストンのNFT音楽

2021年12月14日に終了したNFTソング・オーディションで、NFTソング・オークションで、故ホイットニー・ヒューストンが17歳の時に録音した初期のデモ音源が、同オークションでの史上最高額となる99万9,999ドル(約1億1,400万円)で落札されたことがニュースとなりました。

落札者は、NFTプラットフォームのOneOf Vaultでこの音源に個人的にアクセスできるだけでなく、17歳の天才アーティストで写真家のダイアナ・シンクレアが手掛けたデジタル・アートワークとビデオも手にすることができたと言われています。

記録的な販売額を記録した本コレクションの売上は、若者にインスピレーションを与え、自信を持たせ、その成功のための機会を作り出す活動を推進する非営利団体のホイットニー・E・ヒューストン財団に寄付されました。

 

NFT音楽の買い方

NFTの購入方法は出品方法にくらべてシンプルです。

手順は以下の通りです。

ステップ➀NFTマーケットプレイスにログイン

ステップ➁仮想通貨のウォレットを作成

ステップ➂ウォレットにNFT音楽の売買に必要な仮想通貨を入金

ステップ➃NFT作品を探して購入する

NFT音楽を購入する金額分の仮想通貨をあらかじめ用意しておく必要がある点に注意が必要です。

仮想通貨の購入は、売買時の手数料が無料で取引コストを低く抑えることができるCoincheckをおすすめしています。

コインチェックはこちらから

仮想通貨を管理しておくウォレットは、日本語サービスに対応している「メタマスク」がおすすめです。

取引に使用する通貨は、NFTのメインブロックチェーンであるイーサリアムが多いため、Coincheckなどの国内取引所で出品前にイーサリアムを購入しておきましょう。

なお、取引時に発生するガス代は時間帯や時期によって変動するため、少し余分に購入しておくことをおすすめします。

NFTマーケットプレイスに関してはNFTマーケットプレイス比較で詳しく説明されていますので、ぜひ読んでみてください。

 

NFT音楽の出品・販売方法

NFT音楽の作り方

NFT音楽の作り方は、通常の作曲方法と同じです。
ツールに関しては、デジタルコンテンツを作れるものであれば特に指定はありません。

 

NFT音楽の出品・販売方法

手順は以下の通りです。

ステップ➀NFTマーケットプレイスにログイン

ステップ➁仮想通貨のウォレットを作成

ステップ➂ウォレットにNFT音楽の売買に必要な仮想通貨を入金

ステップ➃マーケットプレイスで出品するNFTアートの販売条件を入力

ステップ➄出品するNFT音楽をマーケットプレイスにアップロード

基本的な流れは購入時の順序と変わりません。

なお、取引時に発生するガス代は時間帯や時期によって変動するため、少し余分に購入しておくことをおすすめします。

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